一度きりの人生 転がるように

とにもかくにもえだつよし

Jr.ファンの苦悩2

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続きます。

ちょっとやそっとじゃ喜べなくなる

今年、NEWSのwhiteコンに参加させてもらいました。
まっすーすきなのと、幸大くんが自分出ますとラジオでぺろっと言ってくれたので、They武道やらMADEやら、うちの子たちでたらどうしよう!見たい!というので。*1
当日チケットをお譲りいただいて、初めてのNEWSコン。
わたしはドームでのコンサートはあまり縁がなくて、ドームに入るだけで毎回感動するんだけど。
お席はスタンド中列。いつも現場といえばほぼ劇場な、舞台班がすきなわたしにとっては、アイドルとの距離を実感して切なくなる距離。
その日、お隣が手越くんファンの女子ふたりで。
下のほーうの通路を、メンバーが全員通っていってくれて。
それでも、何十列もあるスタンドに、目の前を通るわずか数秒間の間にその辺にいる女みんなに「(例えば)シゲアキが、手を振ってくれた♡」とかって思わせなきゃいけないわけで。
わたしなんかは、あー視線がしたすぎるなー。一番近くまで来てくれたって遠いなーなんて思ってしまっていたんだけど。
隣の女子ふたりは、そこをどのメンバーが通っても大興奮!
担当の手越くんが通った時は、それはそれは全力で手越くんの名を呼び、彼が過ぎていった後には大興奮でその瞬間のことをふたりで話していて。
手越くんは、この辺の女子全員に手を振ってくれたのに。
普段劇場とか、キャパ2000くらいのところでジャニーズ事務所所属の踊れるイケメンたちに何度も会っているわたしにとって手越くんのそれは、逆に、アイドル(デビュー組)との距離の遠さを実感させられる時間だった。
大好きなアイドルのコンサートにこられた!歌っている姿を近くで見られた!近くを通ってくれた!こっちに手を振ってくれた!
デビュー組の人たちは、年に一度くらい行われるツアーで、入る回数はそれぞれだろうけど、そういう時間に限りない幸せを感じて、公演後には人生の絶頂とも言える気持ちになるんだと思う。
公演後は、大好きなあの曲を歌ってくれたこととか、こっちに向かって手を振ってくれたこととか、そーいう一挙一動を思い出してはときめいて、次彼に会えるまでまた頑張ろうって、1年間その記憶を糧に生きていけるのに。
わたしも前はそうだったのにな。それだけでは生きていけないわ…
NEWSコンでは、アンコールの後、隣の手越くんファンの女の子たちは、感動のあまり、せーの!の掛け声で、ありがとーーーー!を叫んでいた。
あのコンサート(や、コンサートはとても楽しかったし素晴らしかった!問題はわたしの感覚だけ)でそれだけの幸せを感じられる彼女達や、同じ感覚を持っている方たちをどうしようもなくうらやましく思う瞬間がある。

逆に離れられなくなる

同じくNEWSコンでの出来事。
まっすー見たいなぁーとかって思ってたはずが、Jr.がつくとやっぱりまっすーよりもそちらを見てしまうのがJr.ファンのさみしいところ、申し訳ないところで。
当日にチケットを譲ってもらったので、スタンドだし、うちわとかどうせ見えないからいらないやー、ペンラとかグッズも何にもいらないかーと、超無防備に参戦。
そんな中、事件が。
まだ開演して間もない、恋花火。
みんなタオルを回してたけど、双眼鏡をのぞきながら腕をまわした。
Jr.はタオル持ちながら花道まわって煽ってて。
曲中、このツアーでのわたしのイチオシJr.であるMADEの秋山大河君が、サビで近くの花道へ。
何にも持ってないわたしが手を振ってるのを見つけて、ファンサしていってくれた。
みんなが夢中でNEWSのメンバーに向かってタオルを回してる中、タオルも持ってないし、一人だけ腕の動かし方違うし、タイミング的にラッキーだっただけだと思うけど。
それでも、スタンドのなかなか上の方のわたしをみつけて、うちわもないから秋山くんのファンだとわかるようなものが何一つない中であんな風にファンサをいただけるなんて。
期待していなかっただけにとても驚いたし、うれしすぎたし、しあわせすぎたし。
メインの子達だったら、絶対そんなのありえない。
その子に向く視線の数が違うから。
ドームの中でみつけてもらうなんて、まさに「客席の片隅に君を見つけた」*2ですよ!!
あの幸福感は、半端じゃないよねー。

いちばんのいいところは見られない

ジャニーズのデビュー組のコンサートなんて、どのぐるーぷのどんな規模で行われるものだってある一定以上の高いレベルのパフォーマンスが見られると思う。まさにエンターテイメントショー。
Jr.ファンだと、どうしても、メインの人たちの後ろであったり、花道で煽っていたりするのが仕事。
場合によっては、照明が当たらない場所でシルエットしか見えないとか、メイン様と立ち位置がかぶって見られないとか。そもそもフードとかマスクをかぶって踊る演出で顔が見えないとか(立ち位置とか動きとか体の形とかで鋭く判別するのだけれど)。
去年の嵐コンでは、三塁側にThey武道がいるときなどは、証明が逆行になるかたちになって、ほぼ見えなかった場面もあった。
そういう風に、物理的に見ることができない場面も結構ある。
また、自分の好きなJr.はバッチリ見える場面であっても、残念だと感じていることもある。
それは、そのステージは、メインの人たちがいかに輝いてかっこよく見えるかを考えてつくられているため、Jr.の動きをひたすら追いかけているわたしは、見どころを見逃すことも多々あるということ。
周りで歓声が上がっても、その理由がわからない時もある。
これはDVDなどの映像を見ていても言えることで、例えば嵐のDVDを見ていても、わたしの目は自然に後ろばかり見てしまう。
たぶん、きっともうメインだけに注目をして、あのすばらしいコンサートを一番良い形で楽しむことは出来ないんだと思う。
デビュー組とかバックとか関係なく、自分の好きなひとがたくさん見られれば幸せだし、それをしているのは自分でしかないんだけれど、自分でコントロールできないことだから、苦しい場面もあるし、切なく思うこともある。
コンサートってすごい楽しみとか幸せの中に、そういう少しの寂しさみたいなものがあるよね。
たぶんだからこそ楽しめるのかな。

コンサートにおけるJr.を見ている苦悩を書いてみたけど、このシリーズわたしまだまだかけそうなことがある。我ながら、おそるべしJr.ファン。

*1:付いたのは‘‘MAD”とMADEで、They武道はやっぱり付かなかったけど。

*2:星屑のスパンコール